ジャニーズの性加害から、新たな会社が設立されました。
その社名はスタートエンターテイメント。
社名のスタートエンターテイメントにはどんな由来や意味があるのか、ご存じですか?
この記事では、スタートエンターテイメントの社名の由来やスペルの意味をご紹介します。
最後まで読むと、新会社の新しい挑戦についても知ることができますよ。
STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)とは
旧ジャニーズ事務所であるSMILE-UP.は、ジャニー喜多川元社長の性加害問題を受けて、被害者への補償業務に専念することになりました。
そのため、所属タレントのマネジメント業務と育成を担う会社が必要となり、株式会社STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)が設立されました。
スタートエンターテイメントの役員には、SMILE-UP.経営陣は一人もおらず、別会社となっています。
スタートエンターテイメントは、マネジメント契約とエージェント契約の二本立てでタレントのサポートを行います。
では、スタートエンターテイメントの概要やマネジメント契約とエージェント契約について見ていきましょう。
- スタートエンターテイメントはいつから?
- スタートエンターテイメントの会社概要
スタートエンターテイメントはいつから?
では、スタートエンターテイメントはいつから始動になるのでしょうか。
公式ホームページによると、設立は2023年10月17日、始動は2024年4月からとなっています。
それに伴い、ファンクラブ会員限定の公演を2024年4月(東京)と5月(大阪)に行うようです。
スタートエンターテイメントの会社概要
会社名 株式会社STARTO ENTERTAINMENT
(英語表記:STARTO ENTERTAINMENT, Inc.)
設立 2023年10月17日役員
代表取締役CEO 福田 淳
取締役COO 井ノ原 快彦
取締役CFO 辰喜 一宏
取締役CCO 和田 美香
社外取締役 佃 慎一郎
監査役 吉村 祐一【引用元】https://starto.jp/s/e/page/company?ima=5441
スタートエンターテイメント代表取締役CEO(最高経営責任者)には福田淳(ふくだあつし)氏が就任しました。
福田淳CEOはエンターテイメント業界での経営暦が20年以上あり、エージェント制についても精通しています。
SMILE-UP.社長の東山紀之さんと井ノ原快彦さん(当時SMILE-UP.副社長)からエージェント制について聞かれ、何度か会って話すうちに井ノ原快彦さんから、新会社の取締役について打診があったそうです。
東山紀之さんは被害者補償に専念するということでスタートエンターテイメント代表を辞退し、逆に井ノ原快彦さんはSMILE-UP.の副社長を退任してスタートエンターテイメントのCOO(最高執行責任者)に就任しました。
これにより、スタートエンターテイメント役員にはSMILE-UP.関係者はCOOの井ノ原快彦さんのみで、SMILE-UP.とは完全なる別会社となっています。
マネジメント契約
マネジメント契約とは、タレントは事務所(スタートエンターテイメント)に所属し、事務所がタレントの方針等を決めてトータル的に管理サポートするものです。
スタートエンターテイメントが、スケジュール管理や交渉、トラブル対応などの面倒な部分を引き受けるため、タレントは本業だけに専念できるというメリットがあります。
その反面、方向性などの決定権はスタートエンターテイメントにあり、タレント側は報酬の取り分が少なくなるなどのデメリットもあります。
エージェント契約
エージェント契約は、タレントが依頼したところのみを事務所(スタートエンターテイメント)がサポートしていく契約方法です。
事務所とタレントの立場は対等で、報酬もサポートした仕事の部分のみをタレントから受け取るか、収入から差し引いてタレントへ支払うようになります。
自由度が増す分、トラブル対応やスケジュール調整などはタレントが行うことになり、芸能活動以外の業務が増えます。
既に知名度があり、セルフプロデュースや管理ができるタレントにエージェント契約は向いているでしょう。
スタートエンターテイメントの社名の由来
STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)という社名の由来が気になりませんか?
ここからは以下の順にスタートエンターテイメントの社名やロゴについて見ていきましょう。
- 新社名「スタートエンターテイメント」の名付け親・決めたのは誰?
- スタートエンターテイメントの社名の由来やスペルの意味
- スタートエンターテイメントの読み方や略称
- スタートエンターテイメントのファンの呼び方
- スタートエンターテイメントのロゴ画像と意味
新社名「スタートエンターテイメント」の名付け親・決めたのは誰?
新社名STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)は、ファンクラブ会員が案を出し、その中からスタートエンターテイメントが選んで決定しました。
2023年12月8日に発表されたファンクラブ動画では、福田淳CEOと井ノ原快彦COOが以下のように話しています。
- 140156件応募の全てに目を通して「ピン」ときたもの
- コピーライティングのプロにも見てもらってブラッシュアップした
- 「STARTO(スタート)」は11件あった
スタートエンターテイメントは、ファンとともに作られた社名であることがうかがえます。
スタートエンターテイメントの社名の由来やスペルの意味
STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテイメント)の社名の由来は「STAR(スター)+と(未来へ向かう)」という意味が込められています。
この「STAR」には、今いるスターだけではなく、未来のスターも含まれています。
タレントの個性や目標に寄り添い、サポートをしながら一緒に前に向かうのだそう。
そのため、スペルも「START ENTERTAINMENT」ではなく「STARTO ENTERTAINMENT」となります。
ともに、一緒に、という思いを強く感じますね。
スタートエンターテイメントの読み方や略称
STARTO ENTERTAINMENTは「スタートゥエンターテイメント」ではなく、「スタートエンターテイメント」と読みます。
また、スタートエンターテイメントの略称は「STARTO(スタート)」もしくは「スタエン」です。
2024年3月現在、SNSでは「STARTO」と「スタエン」のどちらも見受けられ、まだどちらかに絞られてはいないようです。
スタートエンターテイメントのファンの呼び方
スタートエンターテイメントのファンは何と呼ばれるのでしょうか。
ジャニーズの熱狂的なファンを「ジャニオタ(ジャニヲタ)」と呼んでいたため、「スタオタ」という総称がすぐに囁かれました。
一時、「スタオタ」という用語がトレンド入りしたようですが、これは元「ジャニオタ」の皆さんの戸惑いの声だったようです。
「スタオタ」という総称を受け入れる人もいる一方、「ジャニオタ」であって「スタオタ」ではない、と言う方も一定数います。
スタオタなる新語見たけど、自分はずっとジャニオタだと思ってる
— かゆら (@izanaki10) March 5, 2024
結局わたしらってジャニオタじゃなくなってスタオタになってるの????
— a y a k a (@stmh_xxxxxx) March 2, 2024
たまたま見た相互様をあげつらう投稿にスタオタと書いてあり真剣に何のことか解読できず悩んでからようやく気づいた。ジャニオタをすたーとに置き換えてスタオタと言ってるのか。いやだってまだどうなのか説明一つなく突然ドーム発表されて薄々移籍を察したけど何も理解してないから何の事かと思った。
— かこるか (@kakorukatkv) March 5, 2024
スタートエンターテイメントのファンの総称は、「スタオタ」と呼ばれていますが、納得がいっていないファンもいるようです。
スタートエンターテイメントのロゴ画像と意味
スタートエンターテイメントのロゴはこちら!
【引用元】https://starto.jp/?ima=0606
スタートエンターテイメントのロゴは、社名とともに2023年12月8日にアップされたファンクラブ動画で発表されました。
アルファベット文字がつながっていますね!
スタートエンターテイメントのロゴデザインにも深い意味があります。
同ファンクラブ動画で井ノ原快彦COOは次のように話していました。
(現スターも)これからのスターもみんな、そしてファンも、一緒に肩を並べて日本のエンタメを盛り上げていきましょう!という意味を込めてデザインしてもらいました。
【引用元】「2023.12.8ファンクラブ会員の皆さまへご報告」動画より(https://www.fc-member.johnnys-net.jp/information/view/id/572)
スタートエンターテイメントのロゴは、みんなで肩を組んでいる様子だったのですね。
スタートエンターテイメントで変わる新しい試み
スタートエンターテイメントはタレント育成やマネジメント業務に加え、以下のことに新たに挑戦するとしています。
- デジタル対応(DX化)
- グローバル展開
- メタバース参入
これらを一つひとつ見ていきます。
デジタル対応(DX化)
デジタルトランスフォーメーション(DX)は、様々なものや方法が、デジタル技術を使って大きく変わることを言います。
スタートエンターテイメントは新たな挑戦として、DX化する(独自の音楽配信サービスを立ち上げる)としています。
現在、音楽配信をしていないアーティストの楽曲や過去の楽曲も、スタートエンターテイメントの独自配信サービスで手軽に聴くことができるようになるのでしょう。
所属アーティストやファンは、CDに対しても思い入れが強い人が多いので、そちらのニーズは消さずにスタートエンターテイメント独自の配信サービスを手掛けていってほしいと思います。
グローバル展開
スタートエンターテイメントの新たな挑戦2つ目はグローバル展開(米国、韓国等、世界展開)です。
海外への直接的な進出はもちろん、国際的なファンを視野に入れてNetflix、Spotify、AmazonPrime、YouTubeなど、幅広く活躍するスタートエンターテイメントのタレントが今以上に増えるのではないかと予測されます。
他にも、「海外」でオーディションを行い、「海外発」のスタートエンターテイメントのタレントが生まれるかもしれませんね。
海外アーティストとスタートエンターテイメント所属アーティストのコラボなども現実味を帯びてきました。
メタバース参入
スタートエンターテイメントは新たな挑戦3つ目として、メタバース市場参入(最先端技術でアーティストの才能を拡張)をあげています。
ファンはアバターを作り、仮想空間でコンサートに参加することになるかもしれません。
コンサートグッズも仮想空間内で購入し、イベントも気軽に参加できそうです。
スタートエンターテイメントのメタバース参入で、タレントとファンが交流できる機会が増えるようになるのではないかと期待しています。
まとめ
今回は、スタートエンターテイメントについて紹介しました。
スタートエンターテイメントは以下ということがわかりました。
- 元ジャニーズ事務所社長の性加害問題をうけて設立された新たなマネジメント会社(SMILE-UP.とは別会社)
- 始動は2024年4月から
- CEOに福田淳氏、COOに井ノ原快彦さんが就任
- マネジメント契約とエージェント契約の二本立てでタレントをサポート
マネジメント契約:会社がトータル的にタレントを管理、支援する(タレントの自由度や報酬額は低いが本業のみに専念可能)
エージェント契約:会社はタレントが必要とするところのみを支援する(タレントは本業以外でやることが増えるが自由度が上がり収入も多くなる) - 社名の名付け親・決定者は、ファンクラブ会員が案を出し会社が決定
- 社名の由来は「START(スター)+と(未来へ向かう)」
- スペルは「STARTO ENTERTAINMENT」で「START」の後に「O」がある
- 略称は「STARTO(スタート)」もしくは「スタエン」
- ファンの呼び方は「スタオタ」だが納得がいかないファンが一定数いる
- ロゴは「みんなで肩を連ねてともにエンタメを盛り上げよう」という意味
- 新しい試みとして、デジタル対応(DX化)、グローバル展開、メタバース市場参入を打ち出す
旧ジャニーズ事務所の古い体制を一新し、スター(所属タレント)とファンと一緒に未来へ向かってスタートを切るスタートエンターテイメント。
スタートエンターテイメントのさらなる動向に期待が高まります。
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